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Q/福本漫画といえば『ざわ・・・』の擬音ですが、あれはどうして『ざわ・・・』なんでしょう?
A/「人がいて『ざわ・・・』という事もあれば、主人公以外誰もいないのに『ざわ・・・ざわ・・・』としている事もあるので、「どうして?」と良く聞かれます。主人公の心理的な『ざわ・・・』もありますし、周囲で主人公たちの勝負を見ている人たちの気持ちを代弁する『ざわ・・・ざわ・・・』もある訳です。
そういう描写を挟むことでシーンとしての『間』が上手く取れたりするんです」


Q/「無頼伝 涯」の涯の顔にある稲妻型の火傷の後の理由が作中では語られないままでしたが、先生の中で設定などがあったのでしたら教えてください!
A/「涯は施設育ちで過去の背景がないんです。なので彼のキャラクター性を出す為の特徴として。自分の作品の主人公の中では「アカギ」とかぶるクールなタイプのキャラなので、その差別化の意味も。顔に傷のあるキャラ、というのは他の漫画でもよくあるけれど『火傷』というのはないな、と。」
※特に涯の生い立ちなどの過去設定を決めてあった訳ではないそうです。
キャラクターの家族関係やその時点までどういう暮らしぶりだったのか・・・などを福本先生が描かないのは「過去の話は面白くない」と思っていらっしゃるからだそうです。主人公の『今』を見てほしい!、という気持ちが強いんでしょうかね。
アカギに関しては彼も涯同様13才以前の具体的な過去設定などは作り込んでないような口ぶりでした。


Q/『きのこの山』と『たけのこの里』のどちらが好きですか?
A/福本先生:「!?・・・何かの時のたまたま食べた事があるかもしれないけれど・・・どちらと言われても(苦笑)」
佐藤先生:「僕は『たけのこの里』ですねー(^^)」

※この質問は・・・なんだったんだろうな???ある年齢層で「きのこ派」と「たけのこ派」に別れる・・・という話を聞いた事があるので、そういう意図で質問者さんは聞きたかったかな?

Q/「天」の赤木や「銀と金」の銀さんなどの派手なアニマル柄のシャツ、森田のスーツが緑でシャツがピンク、などの服装センスは先生のこだわりですか?
A/「あれは僕の中の『アウトロー』のイメージがああなんでしょうね!(笑)
森田の緑スーツや銀さんの黄色スーツなどはカラー原稿を塗る時のカラー映えを考えて・・・赤、青、黄色みたいな感じで色を決めて指定しちゃったんでしょうね」
(カラー塗りはアシスタントさんにおまかせの事が結構あるようでした)
ここで「僕も塗ったことが・・・ボソボソ」と佐藤先生。
(声が小さくてよく聞き取れなかったんだけど「銀さんの黄色とか」って聞こえたような?)

※カイジが作中で着ている服は福本先生の私物をモデルに描いているそうです。
福本先生自身は以前はあまりファッションにこだわりがなかったものの、ここ数年はちょっとこだわりを持って良い物を着ていらっしゃるそうです。 
その理由→岩見さんの『モテるからですか?』の質問に対して、『ハイッ!!!』と元気に返事をする福本先生でした。


Q/『熱いぜ!辺ちゃん』の初期頃のかわいい丸い顔から次第に顔がとがっていったのは?
A/「これも『ギャンブラー』に対するイメージや男らしい顔、カッコイイ顔、というイメージを追求していった結果だんだん変わっていったのだと思います。最近はまたちょっと丸い感じになってきてますが、「天」の後半の頃などは今見ると自分でもトガりすぎだったと思います(苦笑)」

Q/『カイジ』の映画化の噂がありますがどうなんでしょうか?
A/「えー・・・来年の6月から10月の間のどこかで公開予定です。途中何度か脚本を読ませてもらって、意見を言える機会もありました。面白いものになりそうですよ!映画化されるのは喜ばしい事です。期待しててください。・・・僕もちょっとだけ出ます。「黒服」役です」
※先生から直々に映画化進行中の話題が出たーーーーーー!!!
 脚本段階で先生のチェックが入っているなら、まあ最低限安心出来るかな(^^;
 公開されたら黒服姿の先生探しで背景の人ばっかり気になっちゃいそうだなー。


Q/『アカギ』や『カイジ』のアニメ化、Vシネ化などについてはどう思われていますか?
A/「最初の「アカギ」のアニメの設定表を見せてもらった時には『トンガリすぎだろうっ!』って思いました(笑)ここまでじゃないだろーって。僕の絵は立体にして動かそうとすると難しいみたいです。アニメーターさんの腕が良かったのでとてもいい出来になっていたと思います」
※「頭蓋骨の形が変!」とかは昔のNHK番組の「BSマンガ夜話」内でもアフリカ系原始彫刻と比較して取り上げられてましたね。

アニメ化や映像化された場合の収入ってどうなんでしょうか?と岩見さんからの質問には「海猿」「ブラックジャックに~」と映画&ドラマでヒットした佐藤先生が答えてくれました。
「そんなにもらえないです・・・意外に・・・200くらいとか・・・」
福本先生もうなづきながら「そんなものだよねー」って感じでした。

Q/福本先生の独特の書き文字について。「ン」が「ニ」に見えてしまうのですが?
A/「そ、そうですか!?僕の中では「ン」は横棒が2本の字で、「ソ」は縦棒が2本の字、と思っています。なのでアシスタントが文字を書く時にも「『ン』はもっと横に寝かせて」って言っちゃうんですよね。」
※先程の色紙の「カイジ」も「カイ『ミ”』」って読めるよねー。

Q/『カイジ』の利根川と『零』の後藤などのような似た顔、似た名前のキャラクターが福本漫画にはよく登場しますが、それはパラレルワールド的なものを意識されて描かれているんでしょうか?
(坂崎のおっちゃんと末崎さくら、刑事と言えば「安」の字がつく名前の人、みたいなスターシステムっぽいところですね。私も質問したかった内容です。)
A/「悪人」の顔を描きわけるのには自信があるんですよ・・・でも・・・最近は少しネタ切れ?というか似てきてますね。
※顔や名前が似ていても同一人物やパラレル的世界を意識している訳ではないそうです。手塚キャラ的なスターシステムという訳でもないようで、本当に個々のキャラの役割やイメージを考えて作画していくと似たタイプになっちゃうのかもしれませんね。

佐藤先生も実在の芸能人をモデルにしたようなドクターを描いているのですが、その件については「最初は似せていても結局は自分のキャラになっちゃうんです(笑)」

Q/『大人』のキャラのイメージについて。両先生の作品に登場する大人たちが非常に魅力的に描かれていて、一概に「大人=ピュアな主人公に敵対する悪」と言えないところが面白いのですが?
※これは会場からの質問ではなく、岩見さんの方で聞いてくれた質問です。
事前にネットで福本系サイトを見て回ったら「鷲巣様カワイイ!」な意見が多くてびっくりされたそうです。・・・まあ、そうかもしれぬ。

A/「鷲巣なんて『カカカッ キキキッ くゥ~~』なんて言って(笑)それが可愛いんです!」
※福本先生は『巨悪』というもののイメージに『幼児性』の要素があると思っているので、鷲巣も妙に無邪気で子供っぽい部分を持っているように描かれているそうです。
福本先生の中では鷲巣と兵藤は同じ『巨悪』でも少し違うタイプだと思っていて、さらに『悪党』というと利根川みたいな大人になってしまう、とも。


佐藤先生も「良い人」のキャラよりも「悪い人」を描く方が面白みがあって楽しいそうです。

Q/福本先生が作中で描かれたギャンブルでお気に入りはどのギャンブルですか?
A/「『銀と金』の中の・・・えーと・・・ルノワール?だっけ???を見分ける・・・」
「セザンヌでは?」と岩見さんのフォローが。
「そう、セザンヌ!の絵を見分けるギャンブルでの『金の橋』です。札束の厚みで・・・。あれは自分でも本当に面白かったなぁと思ってます(^^)」

※美大での講演会でこの画家名間違いのミスは。(苦笑)ギャンブルのトリック的に印象派特有のボンヤリとしたタッチが重要な為、同じ印象派の画家同志で先生うっかり名前を間違えちゃったのかもしれません。

Q/『最強伝説 黒沢』のような建設会社で働いていらっしゃいましたが、もし漫画家になれずにそのままそこで働き続けていた場合のご自身をイメージして描かれたのですか?
A/「建設業界では30過ぎまで結婚出来ないぞと言われていて仕事そのものは楽しかったけれど、いろいろ大変な事もありました。そうした経験が「黒沢」に反映されていると思います。僕の働いていた会社は3年くらいで潰れちゃったんですけどね。」
※福本先生は自分の生み出したキャラの中では「黒沢」が好きだそうです。今はなかなかああいうタイプの主人公がいない、主役も脇役もみんなカッコイイタイプが多い。昔の漫画では脇役にもそうした個性的なキャラがいっぱいいたのに・・・と語られてました。

Q/作中の金銭感覚について。実体験が元になっているのですか?
A/「僕はサラ金なんかから借金はしない!と心に決めていて…昔はサラ金からお金を借りるなんてダメ人間の第一歩だったんですよ。それが最近は『ポケットバンク』なんて・・・あんなのポケットじゃないですよ(笑)
世の中の仕組みで結局金持ちは物を安く買えて、貧乏人は高く買わなくちゃいけない。どういう事かというと、お金のある人はキャッシュで買って預金からは利子が入ってくる、貧乏人はローンで買って利息分をさらに支払わなくてはいけない・・・こうした仕組みに気づいた事でしょうか。
僕の金銭感覚は昔とあまり変わってないです。銀座で1晩で100万なんて使えません(笑」)

※金持ちと貧乏人の仕組みは聞いていてナルホドと思いました。(カイジに登場する帝愛グループだなぁ)
しかし福本先生は銀座で100万は使えなくても海外カジノで50万は使えちゃう人なんだよね(^^;

Q/『アカギ』の鷲巣麻雀が終わった後にアカギのその後、『天』に至るまでのアカギを描かれる予定はありますか?
A/「これは…オファーもあるし描きたいと・・・思ってます・・・でも鷲巣編が終わったらしばらくお休みをもらってそれからですね」
※最近メディアに登場する時に「鷲巣麻雀はいつ終わりますか?」的な事をよく聞かれている福本先生ですが、一応その先の構想も持っていらっしゃる様子。ちょっと安心。ただ個人的に気になっているのが「鷲巣麻雀編」と「鷲巣編」を先生が同じ意味で使っているのか?という疑問(笑)。「鷲巣編はまだまだ続きます!」発言の真意として、アカギと鷲巣の麻雀対決そのものが終了したあとも『天』の最終章みたいな展開に持って行く気じゃ・・・と怖い想像が浮かんでしまいました。


こんな感じで質問コーナーも全て終了!
予定時間を大幅に越えてもたくさんの質問に答えてくださった両先生ありがとうございました!

黒服レディが登場して先ほどの「カイジ」と「斉藤先生」のイラスト抽選会。
各自の入場チケットの裏に印字された番号が抽選番号。先生方がくじ引きでひいた番号と同じなら見事当選!という形でした。(さすがにくじ引き箱はティッシュ箱仕様ではなかったなぁ)

当たった人・・・羨ましいっす 8(>m<。8
見事当たったお二人には先生方から手渡しされてました。

先生方への花束贈呈が最後にあり、お二人からの挨拶。

福本先生:「こんなに大勢の方に集まって頂いて、とりとめのない話が多かったですがありがとうございました。僕らは漫画を描くしかないので、僕らの漫画を読んで楽しんでもらえると嬉しいです。」

佐藤先生:「今日はありがとうございました」最後まで大人しい佐藤先生でした。

司会役だった岩見さんも最初の「皆さんと一緒に作る講演会にしたい」と思った通りに出来たので司会としても楽でしたーと話されてました。

会場の大きな拍手に包まれて先生方、退場。
女子美のスタッフさんからも来場者への感謝の挨拶があり講演会は終了しました。

トータル2時間半のとても充実した講演会でした。行って良かったー♪
企画者の女子美スタッフさん、ありがとうございました!!!
(予定時間を超え始めたときに岩見さんがコソコソっとスタッフさんのところへ行って時間の延長確認をされていたようだったので、本当に時間ギリギリまで開催してくれていたのかもしれないですねー)


※一緒に行った友人二人も面白かった!と喜んでくれました。
 福本先生の下積み時代の話なんかは聞いていて前向きな気持ちをもらったそうです。
 特にMちゃんからは深夜にメールで「『零』を買って帰って今読んでる!面白いっ!!!」って。早っ!!!
 やったー!福本読者を増やせたよ~ ヽ(´ー`)ノ 

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この講演会レポを最後まで読んでくださった方にも・・・感謝っ!!!

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